オリックスが福良監督の来季続投を発表
オリックスの瀬戸山隆三球団本部長は17日、福良淳一監督に来季の続投を要請し、了承を得たことを明らかにした。
チームは前半戦で最下位に沈んだが、球団ではチームと選手を把握し、チームをまとめられる存在と評価。宮内オーナーと西名球団社長の間で続投を決め、7月中旬の球宴休みに西名社長から「来季も頼む」と福良監督に伝えたという。
福良監督は「分かりましたと伝えた。このままでは中途半端ですから。もうちょっとやりようがあったかなというのもある。若い力が出てきているし、もっと競争させたい。先発投手は頑張ってくれている。問題は後ろ(リリーフ)をどうするか」と話した。
20年ぶりの優勝奪回を目標に掲げてスタートしたオリックス。4番と守護神を新外国人でまかなう編成で臨んだが、どちらも不発。シーズン序盤から低迷した。球宴を迎えた時点で最下位に沈んでいたが、投手陣を立て直し、コツコツと1点を取る野球を徹底したことで、後半戦は13勝12敗と好転。特にソフトバンクに対しては5勝1敗と大きく勝ち越した。
「投手陣が頑張ってくれているのが一番大きい。野手も自分のやるべきことが分かってきた。まだまだのところもある。勝てるチームになっていかないといけない。スキのない野球を目標に掲げてきたがまだまだスキだらけ。後半のミスが失点につながっている。スキを見せたらソフトバンクや日本ハムにはやられる」と話し、堅い守りを中心とした野球を目指すことを口にしていた。