ソフトB3連敗で薄氷の首位 工藤監督「必死にもがいて…」3連覇へ最大試練

 「ソフトバンク3-6西武」(18日、京セラドーム大阪)

 腹をくくるしかない状況に追い込まれた。「今やっと横一線。勝率差では上にいる。本当のスタートはこれから。必死にもがいて、一つのボールを追い掛けて、勝てるようにやっていくしかない」。ソフトバンク・工藤監督は気丈に振る舞うしかなかった。

 西武に逆転負けを喫して3連敗。今季初の4カード連続負け越し。2位・日本ハムが勝ち、最大11・5差をひっくり返された。勝率で1厘上回って首位こそ守ったが、貯金は一つ少ない。

 東浜が六回に崩れた。メヒアに左翼5階席への特大ソロを浴び、続く浅村からの3連打で降板。2番手・森が呉念庭に決勝の2点打を許して万事休す。

 東浜は11日のオリックス戦も六回に3失点して逆転を許している。「(本塁打は)四球でも良いという意識だったけど、甘く入ってしまった。失投です。僕の責任」。今季6敗目。背信の投球が続く。

 19日から日本ハムとの敵地3連戦。「日本ハムの(状態が)上がっているバッターにどう対応するか」と指揮官。3連覇に向けて最大の正念場を迎えた。

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