“V6岡田似”イケメン大西3戦連続完投で北海88年ぶり4強入り
「全国高校野球・準々決勝、北海7-3聖光学院」(18日、甲子園球場)
爽やかなたたずまいからにじむ気迫が、快挙を呼び寄せた。V6・岡田准一似のイケメンエース、北海(南北海道)の大西健斗投手(3年)が3試合連続完投を演じ、1928年以来の4強進出。実に88年ぶりという数字に「実感が湧きません」と端正な顔をほころばせた。
「ずっと走者を背負う展開でしたけど、守りにも助けられました」。初回に3点を先制されたが、二回以降は無失点。味方の好守にも救われ、勝利の女神のハートをがっちりつかんだ。
エースで主将、そしてジャニーズ系のルックス。チームメートは「札幌市内で大西のことを知らない人はいない。カッコ良くてエースで優しい。すごいモテます」と口を揃えるが、今回の快進撃でそのイケメンぶりは全国区になりつつある。
「一般のファンの方や宿舎の周りの方からも『頑張ってね』と声を掛けてもらえるようになった」と白い歯をこぼす大西。北海にとって37度目の夏だが決勝進出はまだない。天から二物も三物も与えられた右腕が、その歴史を塗り替える。