作新学院が54年ぶり決勝進出!エース今井は4戦連続150キロ超え、5番藤野4打点

5回2失点の好投を見せた作新学院・今井=甲子園(撮影・開出牧)
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 「全国高校野球・準決勝、作新学院10-2明徳義塾」(20日、甲子園球場)

 作新学院が2桁得点で快勝し、春夏連覇を達成した62年以来54年ぶりの決勝進出を決めた。

 初回に5番・藤野佑介内野手(3年)が右翼線に適時二塁打を放ち、2点を先制。三回は藤野の適時二塁打などで3点。四回にも連続二塁打などで3点を加えてリードを広げた。

 先発した今秋ドラフト1位候補右腕・今井達也投手(3年)は、5回5安打2失点。4試合連続で150キロ超えとなる最速151キロの直球にカットボールなどを有効に織り交ぜ、試合を作った。六回からは今大会初登板の左腕・宇賀神陸玖投手(3年)、入江大成内野手(3年)とつないで反撃を封じた。

 2安打4打点と活躍した藤野は「あまり当たりが出ていなかったので、この試合にかけていた」としてやったたり。「今井がずっと1人で投げていたので、早く点を取ってあげないとかわいそうだなと思った」と、序盤にエースを援護できたことを喜んだ。

 54年ぶりの決勝については「実感がないです」と苦笑。「一戦必勝でやってきた。最後も一戦必勝で、勝って優勝して終わりたい」と、頂点を見据えた。

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