楽天・塩見、好投報われず「悔いが残る」 6回2/3を2失点
「ソフトバンク5-0楽天」(24日、ヤフオクドーム)
楽手の先発、塩見の力投は報われなかった。強者が連なる鷹打線に気迫をにじませ腕を振り、投手戦を演じたが、1球に泣いた。0-0の七回1死、江川に痛恨の決勝ソロを被弾。これが決勝弾となった。
「江川さんは前の打席でもタイミングが合っていたので、厳しく厳しく行ったが、最後に打たれた。悔いが残る」。カウント2-0から甘く入ったフォークを、右翼席に一直線に運ばれた。
六回まで8三振を奪う熱投。「先頭を出さない。まずはきっちり1死を取る」と自らに固く誓っていた左腕は、有言実行で1度も先頭打者を出すことなく、スコアボードに0を並べてきた。よもやの一発に「あの1球で勝負が決まってしまった」と塩見は自らを責めた。
そんな左腕を、打線も援護できなかった。今季14度目の零敗を喫し、借金は11に再び逆戻りした。