吉田義男氏「野球界に真剣だった」豊田氏に最後の別れ
西鉄ライオンズ(現西武)の黄金期に強打の遊撃手として活躍し、14日に81歳で亡くなった豊田泰光氏の葬儀・告別式が24日、東京都品川区の桐ケ谷斎場で営まれた。元阪神監督の吉田義男氏(83)ら球界関係者など約130人が参列し、故人に最後の別れを告げた。
同じ遊撃手として同時代に活躍した吉田氏は「1953年の同期入団。毒舌だったけど、本当に優しい人だった。野球界に対して真剣だった。本当に寂しいね」と別れを惜しんだ。評論家としてテレビのスポーツニュースで共演した江本孟紀氏(69)は「博識で、いろんな世界も知っていた。ぼくらの目標だった」と故人をしのんだ。会場には日本シリーズ3連覇を達成した西鉄時代のユニホームなどが飾られた。