ソフト悪夢首位陥落…痛恨の逆転負け、工藤監督深いため息
「ソフトバンク5-7楽天」(25日、ヤフオクドーム)
悪夢のような首位陥落だった。
ソフトバンクは八回に1点を勝ち越し、工藤公康監督はロベルト・スアレス投手を九回のマウンドに送った。23日の試合でサファテが右脚を痛め、予定通りの継投だったが、痛恨の逆転負け。4月19日から守ってきた「定位置」から滑り落ちた。
「奇跡も起こるし、こういうことも起こる。野球はね」。試合後の指揮官は深い息をついて振り返った。1死一、二塁から茂木のライナー性の打球に中堅・柳田が猛然と突っ込んだ。懸命に伸ばしたグラブのわずか先で弾んだ打球は、中堅最深部に到達。痛恨のランニング本塁打で3点を失った。
日本ハムとは試合前までマイナス0・5ゲーム差だったため、これで1・5ゲーム差。「やることは変わらない。目の前の1試合を勝つだけ」と工藤監督。残り29試合。V2王者の底力が問われる。