楽天・今江33歳誕生日に通算1500安打「天国の母が打たせてくれた」

 「楽天4-3オリックス」(26日、コボスタ宮城)

 メモリアルな夜に、節目の一打を刻んだ。六回1死一塁。楽天・今江敏晃内野手は金子のスライダーを右前に痛烈にはじき返した。通算1500安打を達成し、33回目の自らの誕生日を祝った。

 「天国の母が打たせてくれました」。09年2月にすい臓がんで他界した最愛の母・寿美子さん(享年50)にささげる一打。「丈夫な体に生んでくれてありがとう」と感謝の言葉を口にした。

 スタンドには都内の自宅から駆けつけた幸子夫人と長男・陸斗君(10)が見守っていた。翌日に少年野球の試合がある陸斗君は午後9時に球場を離れなければならなかったが、今江は息子の目の前で勇姿を見せた。

 「目標は2000本。仙台で決められるように頑張りたい」。1500本はあくまで通過点。大目標へ再び歩を進める。

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