大谷スタメン復帰も重盗失敗 日ハム、奪首失敗
「西武4-3日本ハム」(28日、西武プリンスドーム)
風邪が癒えた日本ハム・大谷が3試合ぶりにスタメン復帰したが後味の悪い逆転負けとなった。昼間に敗れたソフトバンクにお付き合いし、首位獲りに失敗。栗山監督は「勝ちにいって勝てなかった。悔しいだけ」と唇をかんだ。
良くも悪くも大谷が目立った一戦だった。四回は右前打を放ち田中賢の先制適時打につなげた。六回1死二塁は敬遠気味の四球で出塁し、中田の中前適時打で追加点。しかし、その後の走塁ミスで流れを手放した。
2死一、三塁。一塁走者の田中賢が二盗を試みると、捕手炭谷が二塁へ投げるふり。ここで三塁走者の大谷が飛び出してしまい、三本間で挟殺された。追加点の目をつぶした直後、メヒアの逆転3ランが飛び出す悪循環だ。
八回は、投球動作に入った後にタイムをかけたが認められず、見逃し三振。大谷は「待つのが長かった」と弁明したが、「俺が悪い」と栗山監督。30日からの6連戦も野手出場が有力な大谷。この日敗戦を切り替え奪首に再チャレンジする。