巨人・菅野、流れ変える「誰かがアクションを起こさないと」
巨人・菅野智之投手(26)が29日、先発する30日のヤクルト戦(福井)でチームの流れを変える快投を誓った。5連敗で首位・広島に11ゲーム差と引き離されてしまったが「連敗している状況は受け止めないといけないが、誰かがアクションを起こさないと。その準備はしてきた」と、意気込んだ。
逆転優勝の可能性は絶望的。ただ、エースの闘争心はこれまでと変わらなかった。ヤクルト戦は今季4試合に登板して2勝0敗、防御率0・29と相性抜群。福井市内で調整した右腕は「状態は100%。楽しみにしてくれるお客さんがいるので」と、力を込めた。
3位のDeNAとは4・5ゲーム差。ここからは2位の確保こそ、現実的な目標と言える。それでも、村田ヘッドコーチは「まだ夢を見たい。こちらが10連勝して、広島が連敗する可能性だってある」と、あくまで上だけを見て戦うチーム方針を強調する。常勝を義務づけられた球団のエースとして、菅野が意地を示す。