工藤ソフト31日M点灯だ「しっかりとした試合を」
「西武3-6ソフトバンク」(30日、西武プリンスドーム)
直近5試合で計40得点をマークし、本調子を取り戻しつつあるソフトバンク打線が勝負強さを見せた。3-3と同点にされた直後の七回に3得点。工藤公康監督は「みんながしっかりと粘ってくれた」と称えた。
この回先頭の中村晃が二塁打で出塁し、本多の犠打で1死三塁。ここで好調の柳田が速球を左前にはじき返し、1点を勝ち越した。内川が右飛に倒れたが、2死一塁から長谷川が失投を見逃さず、中越えに8号2ラン。「何とかつなごうと思っていた。最高の結果になって良かった」と岸を降板に追い込んだ。
藤井打撃コーチは「5点取ろう」と打線に目標を示す。豊富な先発投手を抱える中、5得点以上を記録した試合はこれで43勝5敗1分けと驚異的な数字を誇る。
2位の日本ハムに0・5ゲーム差を付け、31日に再び優勝へのマジックナンバー22点灯に挑む。指揮官は「1試合1試合、自分たちがしっかりとした試合をやらないといけない」と目の前の試合に集中することを強調した。