西武・田辺監督が今季限りで辞任へ 後任候補には待望論の潮崎ヘッドも
西武・田辺徳雄監督(50)が今季限りで辞任する意思を固めたことが31日、関係者への取材で分かった。現在5位で8年連続のV逸は決定的。3年ぶりのCS進出も絶望的になっており、チームの成績不振の責任を取り、全日程終了後に球団に申し入れる見通しとなった。
田辺監督は2014年6月に伊原前監督が休養(その後退任)したことに伴い、1軍打撃コーチから監督代行に昇格。監督に就任した15年は最後までCS進出を争ったが、4位にとどまった。1年契約で続投した今季も最大で21の負け越しを抱えるなど低迷。8月に入り6カード連続勝ち越しと持ち直したが、首位・ソフトバンクに約20ゲーム離され、最後まで優勝争いに絡むことができなかった。
3年連続Bクラスとなれば、球団では本拠地を埼玉・所沢に移し「西武ライオンズ」となった1979~81年以来。球団側は田辺監督の申し入れを受けて後任人事に着手することになるが、新監督は常勝軍団復活の大きな使命を背負う。過去にも名前が挙がり、球団内でも待望論が出る潮崎哲也ヘッド兼投手コーチ(47)の内部昇格をはじめ、球団OBや外部からの招へいも視野に、人選を進めることになりそうだ。