吉見祭りだV撃&8回0封 中日が虎に連勝!自分で打って自分で勝った
「中日1-0阪神」(31日、ナゴヤドーム)
投げては吉見、打っても吉見だ。「決していいとは思わなかったけど、冷静に、1球1球考えながらをテーマにしている。それができたかな」。8回を4安打、無四球無失点で6勝目。中日・吉見一起投手が自身3カ月ぶりの連勝を飾った。
ユニホームの右脚付け根付近が、血で染まっていた。「五回か六回ですかね。気づいたら血が出ていました」。投球の際に右手親指の爪が、薬指の第一関節に当たってできた切り傷から出血。「いつものこと」と涼しい顔で振り返った。
バットで魅せたのは七回2死二塁の場面だ。コンパクトな振りでメッセンジャーの初球を中前に運ぶ決勝打。森監督代行は「吉見がよく踏ん張った。自分で打って自分で勝ったんだから」と目を細めた。