ソフトバンク激震 柳田、右手骨折で全治6週間 今季絶望的
「西武2-9ソフトバンク」(1日、西武プリンスドーム)
今季最大のショックが襲った。ソフトバンク・柳田が右手薬指を骨折。「今日が一番しんどいね。痛い?痛いですよ。痛いこと、この上ない」。工藤監督の表情は極めて険しかった。
三回に炭谷が放った中堅へのライナー性の打球をスライディングキャッチ。この際にグラブに添えた右手の薬指に打球を当てた。
四回の打席は見逃し三振。4度のスイングは全てファウルで「打ち終わった後に『無理だ』ということだったので代えた」と工藤監督。その裏の守備から途中交代させ、直行した埼玉県所沢市内の病院で「右第四指末節骨骨折」で全治6週間の見込みと診断された。
試合中に球場に戻った柳田は「普通に痛いです。治療に専念?それ以外にないです」。今季ここまでフルイニング出場を続け、チームの規定打席到達者で唯一の打率3割をマーク。8月25日にはチームは首位から陥落したが、直近の6試合で5本塁打、15打点と大爆発し首位奪回に貢献していた。
試合は江川の活躍などで9点を奪って大勝。それでも工藤監督は「つながりができたけど、彼がいないのはチームにとっては大きい」と不安を漏らした。優勝マジックの点灯が懸かった試合は今季8試合目で初勝利。ただ、日本ハムも勝利したためにM点灯もお預けとなった。