楽天中川プロ初満塁弾で首位ソフト沈める 先発辛島7回無失点で2勝目
「楽天5-1ソフトバンク」(4日、コボスタ宮城)
楽天が中川大志内野手のプロ入り初となる2号満塁本塁打などで、優勝マジックを「19」としている首位・ソフトバンクに快勝した。
中川は初回2死満塁からソフトバンク・山田の3球目の直球をバックスクリーンに豪快に放り込んだ。「うれしかったです。昨日打てなかったのにスタートで使ってくれたので何とか結果を出したいと打席に立ちました。自信につながると思う」と振り返った。4点リードで試合を優位に進め、七回には今江の中前打で1点を追加した。
投げては投げては先発の辛島が7回3安打無失点の好投で2勝目(5敗)。八回を福山が1失点でしのぎ、九回を松井裕が締めた。
4月5日のオリックス戦(京セラ)以来となる白星を挙げた辛島は「長かったです。何とかねばって嶋さんのリードに思い切って投げるだけでした」と勝利をかみ締めた。今季本拠地初勝利で「大志(中川)とは同期で、2人でお立ち台に立つことができてうれしく思います」と喜んだ。
4連勝を狙ったソフトバンクは、6月14日のヤクルト戦(神宮)以来の先発となるソフトバンク・山田が1回2/3を3安打4四死球4失点でKO。打線も湿りがちで、八回に代打長谷川の中前適時打で1点を返すだけだった。