「楽天１－１４西武」（７日、コボスタ宮城）

　大敗に、楽天の梨田監督は声を絞り出した。「出るピッチャー、出るピッチャー、全部失点して…ファンの方に申し訳ないです」。登板した４投手で計１４失点、１９安打、５被弾。打線も西武・多和田の前に１５三振を喫した。

　三回まで６奪三振と抜群の立ち上がりを見せていた先発・塩見が、四回に突如崩れた。浅村、中村の連続アーチにとどまらず、打者一巡の猛攻を許し、一挙６失点。「（浅村、中村に連続本塁打を）打たれたショックかもしれないけど、６点は予想外。きょうの塩見は球も走っていたし、低めに集まっていた」と指揮官。まさかのビッグイニングを献上し、四回限りで降板した左腕は、「申し訳ないです。試合を壊してしまいました」とうなだれるしかなかった。

　奇跡の逆転ＣＳを目指すチームにとって、失意の敗戦となった。