夏の覇者、作新学院が秋初戦を快勝 新エース大関が力投8回3失点
「高校野球・秋季栃木大会1回戦、作新学院9-3小山南」(11日・宇都宮清原球場)
今夏甲子園を制した作新学院が快勝し、初戦を突破した。三回に6番・池沢快斗内野手(2年)の適時内野安打などで3点を先制。六回にも主将の2番・添田真聖内野手(2年)が右中間への適時二塁打を放つなど、3点を加えて突き放した。
先発した左腕・大関秀太郎投手(2年)は8回9安打3失点。8三振を奪う力投にも「いい回と悪い回がはっきりしてしまった。30点です。練習して来週(の2回戦)に備えたい」と、反省の弁が口を突いた。
今秋ドラフト1位候補右腕・今井から背番号1を受け継いだ大関は、夏の栃木大会で登板したものの、甲子園はメンバー外。先輩の今井も2年時に同じ経験をして飛躍につなげただけに「自分も外れて悔しい思いをした。今井さんとはタイプも違うし、技術もまったくないけど、何とかして近づけるようにしたい」と成長を誓った。
小針崇宏監督は、初回無死一、二塁の好機を逃した場面などを挙げ「まだまだ野球にならないところがある。たくさん練習しないといけない」と注文。「まだセンバツまで狙えるチームではない。(2回戦までの)1週間で高めていかないと意味がない」と、手綱を締めた。