天理のセンバツ出場が絶望的に 奈良大会で初戦敗退
「秋季高校野球奈良大会・2回戦、奈良大付5-2天理」(11日・佐藤薬品スタジアム)
歴代5位となる春夏通算50度の甲子園出場を誇る天理が、来春センバツ選考の重要な参考資料となる秋季奈良大会で初戦敗退を喫した。県内のライバル・奈良大付に逆転で敗れ、来春センバツ出場が絶望的となった。
1点リードの五回に2死満塁から走者一掃の3点二塁打を浴びるなど、一挙4点を奪われた天理。攻撃でも奈良大付の継投にかわされ、「完全に力負け。投手が抑えることができず、打線は相手に抑えられた」と唇をかんだ中村監督。夏の経験者も多く残っていただけに「ボールの見極め方とか、もっと野球という部分を教えてあげられなかった自分の責任です」と言う。
夏は決勝戦でセンバツ王者の智弁学園をあと一歩まで追い詰めながら、準優勝に終わった。そんな経験もしてきただけに「そう簡単には甲子園に行かせてもらえない」と元虎戦士の指揮官は肩を落とした。