屈辱の敗戦から一転 巨人が8点快勝!高橋監督「とにかく2位で」
「巨人8-0広島」(11日、東京ドーム)
屈辱の敗戦から一夜明け、巨人は2位死守とCSへ向けて好スタートを切った。先発野手全員安打に加え、8月23日以来の完封勝利。高橋監督は「昨日ああいう形だったけど、選手たちは次の目標に向かって切り替えてくれた。とにかく2位でとは思っている」と語った。
四回までに坂本の犠飛などで2点を奪うと、七回には先頭の長野が11号ソロで口火を切り、打者一巡の猛攻で一挙6点を追加。前夜にV逸が決まっても、ナインは気持ちを切らさなかった。
明るい兆しも見えてきた。今季固定できていなかった「中堅手」。現在は2日に故障から1軍復帰した亀井が右翼、長野が中堅を務める。その亀井はこの日2安打で6日の先発以降6試合連続安打。調子も上向きだが「とにかくCSまでどんどん状態を上げないと」と気持ちを高めた。
3位・DeNAとは5・5ゲーム差。有利な状況でも「日々、その試合で最善を尽くすことが大事」と指揮官が話すように、慢心はない。CSで広島にリベンジするためにも、ここからいい流れを作りたいところだ。