奈良大付・大西、1回ピシャリ! 来秋ドラフト候補に5球団視察
「秋季高校野球奈良大会・2回戦、奈良大付5-2天理」(11日・佐藤薬品スタジアム)
来年のドラフト候補と目される奈良大付・大西健太投手(2年)が、九回を三者凡退に抑え天理を撃破した。最速143キロ右腕に阪神、巨人など5球団のスカウトが視察に訪れた中、角度のある直球で相手打者を詰まらせた。
「走者をためるのが一番ダメなので、ヒットは打たれてもいいと思って行った」と大西。3点リードの九回から登板すると、外野に飛んだ打球は一つもなかった。まずはライバルを破り「自分たちの野球ができれば勝てると思っていた」と納得の表情だ。
1年秋からベンチ入りしていたが、左足首を捻挫した影響で今年の春、夏とベンチから外れた。この秋も背番号1をつけられず「悔しかった」という思いを、マウンドで相手にぶつける。