巨人・沢村、菅野の10勝目ぶち壊し
「中日5-4巨人」(14日、ナゴヤドーム)
巨人・沢村拓一投手が痛恨の救援失敗で菅野の10勝目を消してしまった。
4-2と2点リードの九回に登板。2四球と安打で1死満塁のピンチを招くと、代打ビシエドに押し出し死球を与え、1点差に迫られた。さらに阿部に中犠飛を打たれ、同点に追いつかれた。この時点で菅野の10勝目は消滅。続く杉山は遊ゴロに打ち取ってサヨナラ負けは免れたものの、失ったものは大きかった。
沢村は九回のみの登板で、巨人は山口-田原と継投したが、延長十一回に田原がつかまった。2死満塁から大島に右翼フェンス直撃のサヨナラ適時打を打たれ、チームも敗れた。
菅野は六回まで毎回安打を許しながらも今季最多139球7回1失点と粘りのピッチング。1-1で迎え、代打を出された八回の攻撃で阿部、村田、ギャレットの適時打が出て勝利投手の権利を手にしていた。入団から4年連続2桁勝利を達成していれば、球団では堀内恒夫以来、47年ぶり。偉業到達は目前だったが、次回にお預けとなってしまった。