日本ハム首位陥落 有原炎上 5回0/3を8失点
「日本ハム1-11オリックス」(14日、札幌ドーム)
復活へ懸ける思いは早々に打ち砕かれた。出場選手登録抹消での再調整から中11日で先発マウンドに臨んだ日本ハム・有原。だが、右腕を待っていたのはオリックス打線の猛攻と、チームの首位陥落という現実だ。
初回1死一塁から吉田正に左翼へ運ばれる先制2ランを浴びるなど3失点。三回は先頭・吉田正への四球から5安打を集中され、再び3失点。そして六回に3連打で痛恨の7点目を失ったところで、マウンドを後にした。
「結果がすべてなので、試合が作れずに申し訳ない気持ちしかない。序盤からリズムを崩してしまった」。5回0/3で14安打を浴びての8失点。突きつけられた結果に、右腕もうなだれる他なかった。
前半戦の立役者は、間違いなく抜群の安定感を見せた有原。ただ7月22日の10勝目以降は勝ち星に恵まれず、前回2日の登板後は登録を外れてフォーム修正などの調整を続けてきた。その努力は報われず自身6連敗。チームも勝率差ながら、6日ぶりに首位をソフトバンクへ明け渡した。
有原を六回まで続投させたことに、栗山監督は「内容が途中で変わったのでいけるかなと」と説明。ただ次回登板予定の22日・ソフトバンク戦には「(調子が)いい人がいくだけ」と明言を避けた。今後の戦いへも、痛い1敗となった。