オリックス・吉田正2発!球団31年ぶり新人2桁本塁打に王手
「日本ハム1-11オリックス」(14日、札幌ドーム)
左へ右へ、オリックス・吉田正が2度目の1試合2発をやってのけた。まずは初回1死一塁。有原の3球目、外角高めの147キロをライナーで左翼スタンドに突き刺す先制2ラン。打球は跳ね返って左翼の定位置まで戻ってくるほどの強烈な一打だった。
六回に適時打のあと、七回には2死一、二塁で斎藤佑。ほかの打者が苦しめられたフォークを狙った。初球を豪快に振り抜き右翼スタンド中段まで運んでみせた。加えて4度目の猛打賞に初の6打点の大暴れ。
「2試合タコ(無安打)ってたんで1打席目に出て良かった。(相手は)データもないですから。相手から嫌がられる存在になりたい」
連敗を止めただけでなく、勝利試合は4試合連続でヒーローインタビューを受ける活躍ぶりだ。腰痛で4カ月近く離脱していたにもかかわらず9本塁打。球団では85年の熊野輝光以来、31年ぶりとなる新人2桁本塁打に王手をかけた。吉田正は「まさかここまで来られるとは思わなかった。打ちます」と宣言していた。