ヤクルト山田、22打席ぶり安打 東京ドーム全敗も阻止
「巨人2-5ヤクルト」(17日、東京ドーム)
鋭い打球が三遊間を抜けると、ヤクルト・山田の顔がほころんだ。代打・飯原の中前適時打で試合をひっくり返した六回、2死満塁で打席へ。自身最長ブランクだった22打席ぶりの安打は、勝利を大きく引き寄せる2点打となった。
「大事な時にチームに迷惑をかけていたのが悔しかったので、ああいうところで打てて良かった」
チームは今季、東京ドームで10連敗中だったが、最後に全敗を阻止した。山田は自身の嫌なイメージも拭い去った。六回の打席、相手投手は山口から田原誠に。この右腕から7月30日に背中への死球を受け、これが元で8月に10試合の戦線離脱。その時以来の対戦だった。「逆に外に来るやろと思って、踏み込んでいった」と読み切った。この試合、3打点を挙げ2年連続で100打点に達した。