ソフトバンク和田、パ単独トップ15勝 M再点灯はお預けも首位キープ
「ソフトバンク6-3オリックス」(17日、ヤフオクドーム)
五回限りの降板では心の底から喜べないのが本音だろう。それでも、ソフトバンク・和田が重ねてきた15勝が、今のチームを支えているのは間違いない。この日は、好調なオリックスの勢いを最初に止め、チームに流れを呼び込んだ。
初回1死二塁で迎えたのは吉田正。8日の対戦では痛い同点弾を浴びたが、直球で内角を突いて三邪飛。「左投手も苦にしないが、しっかり抑えたい」という言葉通りに強打の新人を抑えた。
ただ、登板日の変更もあり、調整も難しかったのだろう。五回に4安打を集められて2失点。工藤監督は「左手を振ったり…。疲労が取れていないように見えたので、早めに代えましょうと佐藤(投手)コーチとも話していた」と明かした。
打線は中村晃、内川、松田の中軸トリオが計2発5打点と爆発。和田はリーグ単独トップの今季15勝目を手にした。2位日本ハムが勝ち、優勝へのマジックナンバー再点灯はならなかったが、チーム一丸の勝利で首位をキープした。