西武・菊池10連勝も喜べず 左手中指まめつぶし降板…「申し訳ない」

 「西武3-1楽天」(17日、西武プリンスドーム)

 節目の白星を素直に喜べない。六回無死一、二塁。西武・菊池はウィーラーに3球目を投げた後、左手中指のまめをつぶし、険しい顔で降板した。救援陣に助けられ、球団では2003年松坂大輔(現ソフトバンク)以来のシーズン10連勝を達成したが「こういう形で降板して申し訳ない気持ち」と複雑な表情だった。

 立ち上がりから150キロを超える真っすぐとスライダー、カーブで楽天打線を封じながら、一方でまめの不安を感じていたという。「9連戦の初戦で、もっと長い回を投げないといけなかった」。楽天をかわしての4位浮上。自己最多を更新する12勝目にも会心の笑顔とはいかなかった。

 プロ初の規定投球回(143回)到達まで残り12回1/3。当初は23日のソフトバンク戦、シーズン最終戦となる28日の日本ハム戦での先発が予定されていたが、潮崎ヘッド兼投手コーチは「状態を見てから判断する」と慎重な姿勢。菊池は「次に向けて準備する」と意欲を示したが、この日のアクシデントで首脳陣は再考を迫られそうだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス