オリックス駿太がV打 崖っぷち男が2カ月ぶり打点
「オリックス5-2西武」(21日、京セラドーム大阪)
崖っぷちの男が決めた。同点の八回、オリックスの攻撃。T-岡田、中島の連続死球で一触即発ムードの中、2死満塁で代打・駿太。フルカウントから牧田の8球目に食らいついた打球は、右前に抜ける決勝の2点適時打になった。7月29日以来、自身約2カ月ぶりの打点となった。
昼間は2軍・阪神戦(鳴尾浜)に出場。無安打だったが福良監督には「いい感じでした」と申告した。指揮官はこの言葉を信じ、牧田との好相性もあって勝負どころでの起用となった。
9月2日に昇格後もわずか1安打。出番もなかった。「打席自体が久しぶりで緊張した。粘ろうとか何も考えなかったのが良かったのかも。いいきっかけになってくれたら」。ヒーローはホッとした表情で振り返っていた。