オリックス・小松が引退セレモニー“予行演習” サプライズ指名にも慌てず
「ウエスタン、オリックス7-3広島」(25日、神戸第二)
来年3月から大阪の舞洲に移転するオリックス2軍。ウエスタン最終戦となる広島戦が本拠地としての神戸ラストゲームとなった。スタンドは1017人のファンで満員になった。
試合は打線が4発で7得点を挙げる猛攻、投げては先発のルーキー吉田凌が6回3失点の好投。九回2死からは引退を発表している小松が登板し、堂林を三直に打ち取り試合終了した。
試合後には全員がグラウンドに整列。田口2軍監督があいさつに立ったが、いきなり小松に引退セレモニーの予行演習を命じるサプライズ。
それでも、小松は「当たり前のように球場に来る生活がもうすぐ終わると思うと寂しいです。引退を決めて、いろんなところでお疲れさまの言葉をいただき、こんなにも皆さんに愛されていたことは本当にうれしかったです。10年間ありがとうございました」とよどみなくあいさつした。
その後、小松は胴上げされ、10回、宙を舞った。