西武・岸、FA権行使も 楽天中心に争奪戦の可能性
今季3年契約が切れる西武のエース岸孝之投手(31)が今オフ、既に取得している海外FA権を行使する可能性が出てきた。26日、関係者への取材で分かった。
関係者によると、岸は長年在籍した西武に対する愛情を強く持っている一方で、純粋に一選手として他球団の評価を知りたい思いもあるという。行使となれば、出身地の仙台市が本拠地の楽天を中心とした複数球団が、獲得に動くとみられる。
プロ入りから10年で7度の2桁勝利をマークしている球界屈指の右腕に対し、西武もエースの慰留に努める方針だ。球団幹部も「絶対に必要な選手」と明言。既に内々に条件提示も行われたもようで、あらためて複数年契約を提示したとみられ、今後も話し合いを重ねる考えだ。