今夏甲子園Vの作新学院5年ぶり秋の県王者!新エース大関1失点完投
「高校野球・秋季栃木大会決勝、作新学院5-1石橋」(28日・宇都宮清原球場)
今夏甲子園を制した作新学院が、5年ぶり16度目の優勝を飾った。
1-1の同点で迎えた七回に、相手の暴投で勝ち越し。八回は2死からの4連打で3点を挙げて突き放した。先発の大関秀太郎投手(2年)は、コースを制球よく突いて、6安打1失点で完投した。
準々決勝と準決勝で完封していた大関は、準々決勝から使い始めたツーシームが有効。七回終了時には30分以上の雨天中断もあったが、集中力を切らさなかった。
ドラフト1位候補の今井から背番号1を受け継いだ左腕は「連投でどれだけできるか、試してみたかった。アウトを一つ一つ取っていこうと思った」と納得顔。2季連続の甲子園を目指して臨む関東大会(22日開幕・栃木)に向け「今井さんはすごい真っすぐと変化球があった。自分は球自体は関東では通用しないけど、投球術でほんろうしたい」と、意気込みを口にした。
小針崇宏監督は「全国という高い目標を持つのも大事だが、自分たちの実力を知ることが大事。そのための大会だった。何とか粘って、チーム的にはいい経験ができた」と総括。「今の戦いでは関東では厳しい」としながらも「この経験をあと3週間、しっかり練習に結びつけていければ、戦えるかなという思いはあります」と、レベルアップを期した。