西武が中日・辻発彦コーチに監督要請 9年ぶりVへ黄金時代OBに白羽

 西武が来季新監督として中日の辻発彦1軍作戦兼守備コーチ(57)に就任要請することが28日、分かった。3年連続Bクラスに沈んだチームの再建を、1980年代から90年代にかけての黄金時代を知るOBの辻氏に託すことを決めた。

 水面下で後任の人選を進めてきた球団には、現在のチーム事情を踏まえて改革を進めるため、潮崎哲也ヘッド兼投手コーチ(47)を内部昇格させる案もあったが、低迷打破には「外の血」が必要と判断。複数候補の中から辻氏を招聘(しょうへい)することでまとまった。

 関係者によると辻氏は受諾に前向きで、正式な要請があれば中日も受け入れる意向という。近年の西武は2014年に就任した伊原監督が成績不振のためシーズン途中で休養、退任。監督代行を務め、15年から指揮を執った田辺監督も苦戦を強いられてきた。来季は9年ぶりのV奪回が最大の使命となる。

 辻コーチは、今季最終戦となった同日の巨人戦(東京ドーム)の前に取材に応じ、「まだシーズン中だし、何も答えられない。話があれば考えます」と話すにとどめた。辻コーチは今季、2軍の野手総合兼内野守備コーチとして若手を育成していたが、8月9日に谷繁監督が休養したのを受けて、1軍に配置転換されていた。

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