オリックス・小松、最後の「キター!」絶叫 引退セレモニーで胴上げも

ナインの手で胴上げされるオリックス・小松=京セラドーム(撮影・佐藤厚)
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 「オリックス2-10楽天」(29日、京セラドーム大阪)

 オリックス・小松聖投手の引退セレモニーが試合後、行われた。

 ファームの選手も一塁ベンチ前に集結する中、マウンド前のマイクに立った小松は「現役生活の最後にこのような幸せな送り方をして下さった宮内オーナー、監督、コーチ、裏方の皆さん、私のために涙を流してくれる選手の皆さん、愛情たっぷりに育てて頂いたアマチュア時代の皆さん、本当にありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。また、この日球場に駆けつけた家族にも感謝した。

 小松は「私にはまだ夢の続きがあります。その道筋に責任を持って、覚悟を決めてこれから取り組んでいきたいと思います」と現役後の夢に向かう決意も語った。

 最後はスタンドのファンとともに、全盛期にお立ち台で何度も見せ、人気となったパフォーマンス「キタ-ッ!」と絶叫。ナインに胴上げされ、8度宙に舞うと、涙は見せず、さわやかな笑顔で10年間の現役生活に別れを告げた。

 試合では、先発マウンドに上がり、打者1人と対戦。楽天・島内に2-2から右前打を許したものの、ファンからの温かい声援に涙ぐみながらも応えていた。

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