ソフトバンク柳田CS出場意欲「1日も早く」V逸責任痛感
ソフトバンクの柳田悠岐外野手(27)が29日、ロッテとのCSファーストS出場に意欲を示した。前夜、終戦をテレビで見届けるしかなかったむなしさが、骨折した右手薬指の痛みと重なる。2日に戦線離脱。柳田は主軸としての責任を痛感しながら、次の戦いに目を向けた。
「自分がもっと打っておけば優勝できたと思うし、すごく悔しいシーズンだった」。そう言うとわずかな間を置き、自らに言い聞かせるように続けた。「まだ終わっていない。1日も早く。CSで復帰?そうですね。できるならば」。力のこもった言葉だった。
首脳陣はぶっつけ本番には否定的で、3日から宮崎で行われる秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」への出場を想定している。日程上、5、6日の出場がデッドライン。ここから逆算してメニューを組み立てていくことになる。
CSを勝ち上がっての3年連続日本一には柳田のバットが不可欠。「できるだけ早く打てるようにしたい」。強い決意とともに、必ずグラウンドに戻るつもりだ。