オリックス吉田正47年ぶり新人4番へ 阪急時代の加藤秀司以来
オリックス・吉田正尚外野手(23)が今季最終戦となる1日・楽天戦(コボスタ宮城)で4番に入ることが30日、分かった。球団で新人4番は阪急時代の1969年10月20日・近鉄戦(日生)の加藤秀司(現中日コーチ)以来、47年ぶりの快挙となる。
ドラフト1位で入団した吉田正は開幕スタメンを勝ち取ったが、4月末に腰痛を発症し登録抹消。長期の離脱を余儀なくされた。8月12日に復帰すると一気に本領発揮。9月29日・楽天戦では右翼へライナーで運ぶ10号ソロを放ち、球団31年ぶりとなる新人2桁本塁打に到達した。
福良監督は「来季は期待しています。打線を引っ張ってもらいたいですね」と話し、最下位からの巻き返しを狙うキーマンに挙げた。
4番起用は新しい可能性を引き出すテストでもある。チーム最多の20本塁打、76打点を記録したT-岡田、かつての輝きを取り戻した中島。実績のある2人の力は分かっている。最終戦で未来の大砲の適性を見ることになる。