ヤクルト山田、史上初の2年連続トリプル3達成
「広島3-1ヤクルト」(1日、マツダスタジアム)
史上初の快挙を成し遂げた。2年連続のトリプルスリー。掲げてきた今季の大目標を達成したヤクルト・山田は「個人的には良かったです」と少しだけ頬を緩めた。
この夜は4打数無安打に終わったものの打率・304、38本塁打、102打点は堂々たる数字。30盗塁で2年連続盗塁王も獲得した。だが昨季と今季では充実感も違う。
14年ぶりのリーグ制覇を果たした昨季は「満足な1年だった」というが、今季は連覇を逃した上に最終戦で敗れ5位に転落した。「チームとして負けたことが悔しい。悔しい思いの方が強い」。厳しい表情を浮かべて言葉を絞り出した。来季は再びチームを頂点に導き、心から笑う。