楽天・安楽が3勝目 梨田監督「則本に次ぐ投手」
「楽天8-1オリックス」(1日、コボスタ宮城)
楽天・安楽が8回1失点で、今季3勝目を挙げた。中5日で114球を費やしたため首脳陣の判断でプロ初完投はお預けとなったが、右腕は「来年につながるピッチングができた」と納得の表情だった。
持ち前の剛球はこの日、140キロ前半にとどめたが、カーブ、スライダーを効果的に駆使。梨田監督も「前は150キロをどんどん投げようとして、80球過ぎたくらいからスピードが7~8キロ落ちていたが、142、3キロでも速く見せるコツというのをつかんできたね」と確かな成長を認めた。
安楽は今季、6月に1度、中継ぎに配置転換されたが、再び先発に復帰。8月以降にローテに定着し、3勝を挙げた。指揮官は「則本に次ぐ投手が後半戦に出てきた。来年が楽しみ」と期待を込めた。