桜美林大・佐々木“技の投球”アピール サヨナラ負けもスカウトうならせた
「首都大学野球、帝京大4-3桜美林大」(1日、バッティングパレス相石ひらつか)
桜美林大のドラフト1位候補右腕・佐々木千隼投手(4年・日野)が、視察した阪神など5球団のスカウト陣に“技の投球”でアピールした。9回2/3を8安打4失点で、延長十回サヨナラ負け。最後は追い込んでから適時打を浴び「ストライクからボールに投げきれなかった」と、マウンドに座り込んだ。
それでも、最速148キロを計測した直球が本調子でない中、スライダー、カーブ、ツーシームなど多彩な変化球を制球よく配し、9奪三振。ロッテ・永野チーフスカウトは「途中から修正した。配球を変えられるのは、先発投手としての大事な能力」とうなずいた。
二回は自身の悪送球絡みで失点し「情けないミス」と猛省した佐々木千。「優勝したい。切り替えてやらないと」と、前を向いた。