作新学院・今井が150キロ連発もまさかの自己ワースト6失点
「岩手国体・2回戦 鳴門12-11作新学院」(3日・花巻球場)
今秋ドラフト1位候補の作新学院・今井達也投手(3年)が、鳴門戦で七回からリリーフ登板。自己最速タイとなる最速152キロを計測するなど150キロ台を連発したが、2イニング目の八回に一挙6点を奪われて逆転負けを喫した。
ブルペンからマウンドへと向かう今井にスタンドから大きな拍手と大歓声が沸き起こった。3点リードの七回から登板。1死から徐々にスピードが上がり2番・鎌田の打席で最速149キロを計測。最後はスライダーで空振り三振に仕留めると、続く3番・中山にはすべて150キロオーバーで追い込み、スライダーでバットにかすらせなかった。
しかし八回、自己最速タイの152キロを計測するも、コントロールがばらつき鳴門打線につかまった。味方の失策もからみ、打者一巡11人の猛攻を浴びて6失点。3暴投を記録し、逆転の場面も手束を空振り三振に仕留めたボールがワイルドピッチで振り逃げとなり、決勝点を許した。
高校生活最後の登板で自己ワースト6失点を喫した今井。「率直に悔しいです」と唇をかんだ。「自分の実力不足と認識している。八回は制球がばらついた。もっと練習しないといけない」と語り、今後も練習を続けていく予定だ。
チームも六回表には9-2とコールドゲームの点差まで引き離しながら、まさかの逆転負けを喫した。