立正大・黒木が今季初完投勝利 11球団スカウトに復調アピール
「東都大学野球2部、立正大3-2国士舘大」(3日、大田スタジアム)
ドラフト上位候補の立正大・黒木優太投手(4年・橘学苑)が、5安打2失点で今季初完投勝利を挙げた。阪神など11球団のスカウト陣の前で、復調をアピールした。
6回2失点で敗れた9月29日の駒大戦から、体の開きを修正。直球は148キロを計測。スライダーは縦だけでなく、数種類を使い分けた。自身の悪送球絡みで2失点したが「最少失点でいけた。今後につながる勝利」と、手応えを明かした。
今春リーグ戦で走者と接触し、右肩を亜脱臼。故障明けで状態を上げてきた最速153キロ右腕を、楽天・長島スカウト部長は「球速表示よりキレがある。いい時にだいぶ戻って来た」と認めた。
首位の国士舘大に先勝。黒木は「3戦全部投げさせてくださいと言っています」と、力強かった。