ブランコが帰国 オリックスは「顔を見るのもイヤだろう」
オリックスのトニ・ブランコ内野手(35)が4日、大阪空港から帰国した。
「この2年間はずっとケガと戦ってきた毎日だった。数字も残せていない。でもまだ諦めていない。まずドミニカのウインターリーグに出て韓国でも、もちろん日本でも米国でもプレーを続けたい」
膝など下半身の故障を抱え、2年契約の最終年の今季もわずか27試合の出場にとどまり、打率・218、3本塁打、13打点と期待に応えることはできず今季限りでの退団が濃厚となっている。
「まっすぐがしっかり打てれば、また戻ってくるよ。でもオリックスはボクの顔を見るのも嫌なんじゃないか。敵チームに入ったらスナイパーに狙われるだろうね」とブラックジョークで締めた。
手荷物カート3台に満載した荷物はバットなど野球道具だという。あまりの多さにチェックインに手間取り、出発時間ギリギリまで航空会社の職員と折衝を強いられていた。最後は重量オーバーを避けるため荷物の中からバット1本を通訳に渡してなんとかクリアし機上の人となった。