ソフトバンク・和田、間に合わない CSファイナルSに最多勝左腕不在
ソフトバンクが12日から日本ハムとのCSファイナルSに向け、10日までに「リベンジローテーション」構想を固めた。左肘の違和感で離脱している和田がファイナルSの登板を回避することになり、初戦の武田、2戦目の中田に続き、ファーストS突破に貢献した千賀とバンデンハークを中5日で第3戦と第4戦に投入。第5戦に先発する摂津を含めた「右5枚」でレギュラーシーズンの雪辱を果たす。
先発調整を行う武田、中田とともに汗を流した和田だが、この日も約60メートルの遠投を行っただけ。工藤監督は「現状では(ファイナルSの)計算には入れられない。本人が本当に大丈夫、となってから」と説明。佐藤投手コーチは「まだ無理。ブルペンに入らない限り、何度キャッチボールをしてもね」と明言した後に「日本シリーズに間に合うかどうか」と付け加えた。
工藤監督は、このピンチに思い切った決断を行った。ファーストSに先発した千賀とバンデンハークの中5日起用だ。初戦の武田、2戦目の中田に続き、3戦目を摂津に託して、中6日で4戦目以降を千賀とバンデンハークに任せるローテも想定されたが、登板間隔を詰めて投入する。
5戦目までもつれた場合は摂津の意地に懸ける。和田はチームに同行して後輩たちのサポートに回る。まさにタカ投一丸で日本ハムをたたきつぶす。