ソフトバンクCS史上最少1安打寒敗…柳田、大谷に脱帽「俺じゃ打てない」
「パCSファイナルS・第1戦、日本ハム6-0ソフトバンク」(12日、札幌ドーム)
剛腕の前にソフトバンク打線が沈黙した。日本ハム・大谷に7回で1安打。無安打の3番・柳田悠岐外野手は「実力の差。俺じゃ打てない」と脱帽した。リリーフ陣も打てず、前身のプレーオフを含めたCS史上最少安打で完敗した。
四回、1死から内川が放った左翼線二塁打が唯一の安打だった。続く長谷川の一ゴロで2死三塁としたが、松田が中飛。この先制機を逃すと、五回以降は160キロ台の真っすぐ、スライダーに加えてフォークボールも交えてきた大谷の前に、一人の走者も出せなかった。
工藤監督も「(大谷は)浮いた球もなかったし、低めに来ていた。きょうは完敗」と険しい表情。試合後の会見はわずか1分半で「終わった瞬間に切り替えるしかない、以上」と、珍しく自ら切り上げた。