オリックス・宮内オーナー FA権の糸井に残留懇願
オリックス・宮内義彦オーナー(81)は13日、福良淳一監督(56)からシーズン終了の報告を受けた。その後の会見では、今季、国内FA権を取得した糸井嘉男外野手(35)の残留を懇願した。
「ウチの中核、中心。今後もなくてはならない選手だと思います。球団としてのベストの形で、残ってもらうように球団の方にお願いしています」
シーズン中から球団へ残留に向けた説得を指示。昨オフに7000万減となった今季年俸2億8000万円からの大幅増、複数年契約も用意し、交渉に力を注いでいるという報告は受けている。それでもこの日、指揮官からは「こればっかりは分かりません」という返事が返ってきた。そこで改めて、会見という公の場でメッセージを送ったというわけだ。
20年ぶりの優勝を目指しながら、最下位に沈んだ今季。「ビリですから評価はしない。評価させてもらうチームに変えてほしい」。総帥の描くチームの中心には糸井がいる。