工藤監督「僕の力不足」 ソフトバンク3年連続日本一ならず
「パCSファイナルS・第5戦、日本ハム7-4ソフトバンク」(16日、札幌ドーム)
今年を象徴するような試合展開だった。ソフトバンクは初回に4点を奪いながら、二回からの4イニングで計7失点。最大11・5ゲーム差を逆転されリーグ3連覇を逃したレギュラーシーズンをほうふつさせる逆転負けで、3年連続日本一を目指したソフトバンクの戦いが終わった。
「選手は死力を尽くして戦ってくれた。すべてを出して結果として負けた。日本ハムさんが強かったということ。僕の力不足」。工藤監督は悔しさを押し殺しながら自らの責任を認めた。
就任3年目は巻き返しのシーズンとなる。「選手はしっかり戦った。勝てる試合もたくさんあった。そこは僕が反省して生かす。追い掛ける立場になった。みんなで力を合わせ強いチームをつくる」。悔しさの宿った大きな瞳を見開き、覇権奪回を誓った。