広島経済大・尾仲は中盤崩れる、近大工が2季ぶりV 広島六大学
「広島六大学野球秋季リーグ、広島大5-4広島経済大」(16日、近大工学部グラウンド)
勝てば優勝が決まる広島経済大が、広島大に敗れたため、近大工の2季ぶり47回目の優勝が決まった。
広島経済大は三回に3点を先制したが、2点リードの四回に守りのミスもあり一挙4点を奪われ逆転を許した。九回に1点差に詰め寄り、なおも2死満塁と攻めたが、あと一歩及ばなかった。
先発したドラフト候補の広島経済大・尾仲祐哉投手(4年)は6回6安打5失点で敗戦投手になった。日本ハム、巨人の編成担当が見守る中、この日最速146キロの直球とスライダーを駆使して序盤は好投したが、中盤に崩れた。前々日に178球を投げており「まっすぐが走っていてこのリーグで一番いいと思ったんですが、疲れが出て力が入らなかった。鍛え直さないといけない」と唇をかんだ。
9勝2敗、勝ち点4でリーグ戦を終えていた近大工学部は、勝ち点4の広島経済大が敗れたため勝率で2季ぶりの優勝となった。29日には明治神宮野球大会の出場権をかけ、中四国代表決定戦に出場する。