近大工2季ぶりV47 結果待ち“ドキドキ”も

 広島六大学野球で、勝てば優勝が決まる広経大が4-5で広島大に敗れたため、勝ち点4で並んでいた近大工が勝率で上回り、2季ぶり47回目の優勝を決めた。近大工は29日に明治神宮野球大会(11月11日開幕)の中四国代表決定戦に出場。広島大戦に先発したドラフト候補の広経大・尾仲祐哉投手(4年・高稜)は、6回6安打5失点で敗戦投手となった。

 待つ身は祈ることしかできない。近大工の大田佳祐主将(3年・南陽工)は、グラウンドから目を背けた。勝てば優勝が決まる広経大が、九回に1点差とし、なおも2死満塁と一打逆転の好機を迎えた。「見ていられなかったので、声だけを聞いていました」と最後は手を合わせて、優勝の瞬間を迎えた。

 春季リーグは3位に甘んじた。夏の猛練習を敢行しながら、第4週に広経大との直接対決で1勝2敗と勝ち点を落とした。だが、右近理監督は「広経大戦を落としてから1回も負けなかった」と、残り2カードに全勝したことを優勝要因に挙げた。

 大田主将は「優勝したのはうれしいけど、中四国代表決定戦に勝たないと全国に行けない。去年負けたのでリベンジしたい」と明治神宮野球大会出場に意欲を見せた。

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