ドラ1候補右腕の明大・柳、斎藤佑樹超え326Kも四回途中4失点降板
「東京六大学野球、早大5-4明大」(18日、神宮球場)
ドラフト1位候補右腕の明大・柳裕也投手(4年・横浜)が“佑ちゃん超え”を果たした。二回にこの日3つ目の三振を奪って通算324奪三振とし、早大・斎藤佑樹(現日本ハム)の323奪三振を抜いて歴代10位に浮上した。
140キロ台中盤の直球に加え、大きなカーブ、カットボールなど多彩な球種を制球よく操る完成度は、豊作といわれるドラフト候補投手の中でもナンバーワン。奪三振数が投球回数を上回る“ドクターK”ぶりも魅力だ。
しかし3点リードの三回に1点を返されると、四回にも集中打で3点を失い、逆転を許してこの回途中で降板。通算326奪三振まで数字を伸ばしたものの、好投で飾ることはできなかった。
チームも一度は同点に追いつきながら敗戦。それでも、次カードの立大戦で勝ち点を取れば優勝となる。柳は「今日を抑えてこそエース。まだまだ実力がないなと。今日のような投球は最後にしたい。しっかり準備して、立大戦はチーム全員で向かっていきたい」と、気持ちを切り替えた。