ドラフト候補の明大・柳、奪三振で佑ちゃん抜くも撃沈 星も決勝点許す

 「東京六大学野球、早大5-4明大」(18日、神宮球場)

 明大が早大に逆転負けした。先発したドラフト1位候補右腕・柳裕也投手(4年・横浜)が5三振を奪って通算326奪三振とし、早大・斎藤佑樹(現日本ハム)を抜いて歴代10位となったが、四回途中8安打4失点で降板。救援したドラフト候補右腕の星知弥投手(4年・宇都宮工)が決勝点を許した。勝ち点3を挙げている明大、慶大、早大、立大の4チームに優勝の可能性が残った。

 安定感ならNo.1の柳が、珍しく早々とマウンドを譲った。3点リードを守れず、四回は4安打を集中されて降板。20奪三振で12回完投した1回戦から中2日。「今日抑えてこそエース。まだまだ実力がない」と、疲労は言い訳にしなかった。

 阪神など5球団のスカウト陣の前で“ドクターK”ぶりは示した。二回1死満塁からこの日3つ目の三振を奪い、通算323奪三振の斎藤佑を抜いて歴代10位に。また1つ箔(はく)をつけた。

 敗れはしたが、次週の立大戦で勝ち点を挙げれば優勝できる。「自分がしっかり投げることが、勝ち点を取る最低条件。切り替えてやっていきたい」と、前を向いた。普段通りに試合の準備をしながら「楽しみと不安が半々」というドラフト指名を待つ。

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