楽天1位は田中正義が有力 星野副会長「6球団だろうが逃げは打たない」
「プロ野球ドラフト会議」(20日、グランドプリンスホテル新高輪)
楽天・星野仙一副会長(69)は19日、スカウト会議に出席し、「逃げは打たない」との姿勢を打ち出した。1位指名は創価大・田中正義投手が有力とみられるが、競合してでも挑む構えを見せた。
「5球団だろうが6球団だろうがチャレンジしていく。コイツで決めたらコイツ。それが作戦の1つかもしれない」。闘将の言葉は熱を帯びた。「3つも4つも意見が分かれている。最後は明日決まる」と、結論は一本化されず、当日の会議開始ギリギリまで熟考を重ねる方向。いずれにせよ、“安全策”を取るつもりはない。
1位は入札を外したとしても投手の指名が最優先となる。田中ら大学生のほかに、横浜・藤平、作新学院・今井ら高校生投手も即戦力の評価を与えている。