履正社・寺島はヤクルトへ 先輩の山田とチームメートに「雲の上の存在」

つば九郎人形とヤクルトを手に笑顔を見せる履正社・寺島成輝=履正社高等学校
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 「プロ野球ドラフト会議」(20日、グランドプリンスホテル新高輪)

 ヤクルトからドラフト1位指名を受けた履正社・寺島成輝投手(18)は、同校の先輩・山田と同じチームに所属することになり「雲の上の存在。一緒に野球ができることはうれしいですし、バッターがどういう意識を持っているか聞きたい」と目を輝かせた。

 モニターでドラフト会議の様子を見ていた寺島は、ヤクルトの指名を受けると表情を緩ませた。印象を問われると「明るいチームだと思いますし、去年、優勝しているのでレベルも高い。野球をしっかり考えてやれる」と言う。

 目標に定めたのは開幕1軍。「2桁勝利はすごいことだと思いますが、1年目から頑張りたい。開幕は1軍にいることが目標です」と力を込めた。岡田監督からは「200勝できると思っている。そこを目指して頑張ってほしい」とゲキを飛ばされた。「こんなことを言われたのは初めてなので、しっかりと頑張りたい」と声を弾ませた。

 ◇寺島成輝(てらしま・なるき)1998年7月30日生まれ、18歳。大阪府高槻市出身。183センチ、85キロ、左投げ左打ち。履正社高では1年夏にベンチ入りし、同秋に背番号1。今夏に大阪大会を制して甲子園初出場。2回戦の横浜高戦では1失点完投。3回戦の常総学院高戦はリリーフ登板したが、7回2/3を投げて3失点で、チームも敗れた。直球は最速150キロで変化球も多彩。

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